美容室の仕事は、施術だけではありません。
Instagramの投稿、LINE配信、キャンペーンの企画、メニュー説明、お客様への返信など、営業時間外にも多くの仕事があります。
ChatGPTを使うと、こうした文章作成やアイデア出しを手伝ってもらえます。
この記事では、栃木県で美容室を経営する筆者が、実際の仕事で使いやすいと感じたChatGPTの活用方法を7つ紹介します。
難しい設定や専門知識は必要ありません。スマートフォンやパソコンから、お願いしたい内容を文章で入力するだけで始められます。
この記事でわかること
- 美容室でChatGPTを活用できる7つの仕事
- 初心者でも使いやすい具体的な入力例
- ChatGPTを上手に使うコツと注意点
ChatGPTとは?
ChatGPTは、質問をしたり、文章の作成をお願いしたりできるAIサービスです。
人と会話するような感覚で、
- 文章を作る
- アイデアを考える
- 文章を短くまとめる
- 分かりやすく書き直す
- 仕事の手順を整理する
といった使い方ができます。
ただし、ChatGPTの回答が必ず正しいとは限りません。料金、法律、薬剤、商品情報など、間違えると問題になる内容は、必ず公式サイトなどで確認しましょう。
1.Instagramの投稿文を作る
美容室のInstagramでは、写真や動画を用意できても、投稿文がなかなか思いつかないことがあります。
ChatGPTに施術内容や伝えたい相手を入力すると、投稿文の下書きを作ってもらえます。
そのまま使える入力例
「30代から50代の女性に向けて、美髪縮毛矯正のInstagram投稿文を作ってください。乾かしただけでも自然にまとまることを伝えてください。押し売り感のない文章にしてください。」
作られた文章をそのまま投稿するのではなく、自分の言葉に少し直すと、より自然な投稿になります。
2.LINE配信文を作る
キャンペーンや空き状況をLINEで案内するときも、ChatGPTが役立ちます。
長い文章を短くしたり、やわらかい言葉に直したりできます。
そのまま使える入力例
「美容室のお客様に、7月限定のトリートメントキャンペーンを案内するLINE文章を作ってください。300文字以内で、親しみやすく、売り込みすぎない文章にしてください。」
誰に向けた案内なのか、何を伝えたいのか、文字数はどのくらいかを入力すると、希望に近い文章になりやすくなります。
3.メニュー説明を分かりやすくする
美容室では、専門用語を使いすぎると、お客様にメニューの違いが伝わりにくくなります。
ChatGPTに専門的な説明を入力し、「お客様向けに書き直してください」と頼むことで、分かりやすい文章にできます。
そのまま使える入力例
「次のトリートメント説明を、美容に詳しくない40代女性にも分かるように書き直してください。専門用語を減らし、施術後にどうなるのかが伝わる文章にしてください。」
ホームページ、メニュー表、店内POPなどにも応用できます。
4.キャンペーンのアイデアを考える
毎月キャンペーンを考えていると、内容が似てしまうことがあります。
ChatGPTには、季節、対象のお客様、販売したいメニューなどを伝えて、企画案を出してもらえます。
そのまま使える入力例
「梅雨の時期に、30代から50代女性へ提案できる美容室のキャンペーンを10個考えてください。値引きだけに頼らず、縮毛矯正、トリートメント、ヘッドスパを組み合わせてください。」
出てきた案の中から、自分のお店に合うものだけを選びましょう。
5.よくある質問と回答を作る
お客様から何度も聞かれる質問は、あらかじめ回答を作っておくと便利です。
例えば、
- 駐車場はありますか?
- クレジットカードは使えますか?
- 子ども連れでも大丈夫ですか?
- 縮毛矯正には何時間かかりますか?
- キャンセル料はかかりますか?
といった質問です。
ChatGPTにお店の情報を伝えると、ホームページやLINEで使える「よくある質問」を整理できます。
ただし、営業時間や料金などは、実際のお店の情報に直してから掲載してください。
6.仕事の手順を整理する
頭の中にある仕事を、順番に整理したいときにも使えます。
そのまま使える入力例
「美容室で新しいヘッドスパメニューを始めます。メニュー内容の決定から、価格設定、店内POP、Instagram告知、LINE配信まで、やることを順番に整理してください。」
やることが一覧になるため、何から始めればよいか分からないときに役立ちます。
スタッフ教育用の手順書や、開店前後のチェックリスト作成にも応用できます。
7.ブログ記事の下書きを作る
美容室のホームページにブログ記事を掲載することは、初めてお店を知った人に、技術や考え方を伝える方法の一つです。
しかし、毎回ゼロから文章を書くのは大変です。
ChatGPTには、記事の構成や下書きを作ってもらえます。
そのまま使える入力例
30代から50代の女性に向けて、美髪縮毛矯正のInstagram投稿文を作ってください。
乾かしただけでも自然にまとまることを伝えてください。
押し売り感のない文章にしてください。てください。
AIが作った文章には、不自然な表現や間違った情報が含まれる場合があります。
必ず自分で読み直し、実際の経験やお客様からよく聞かれる質問を加えましょう。
ChatGPTを上手に使う3つのコツ
1.誰に伝える文章なのかを入力する
「文章を作って」だけでなく、
- 30代から50代の女性向け
- 初めて来店するお客様向け
- 美容に詳しくない人向け
など、読む相手を伝えましょう。
2.文章の雰囲気を指定する
「やさしく」「親しみやすく」「高級感を出して」「売り込みすぎないように」など、希望する雰囲気を入力します。
3.一度で完成させようとしない
最初の回答が希望と違ったときは、
「もう少し短くしてください」
「もっと自然な表現にしてください」
「専門用語を減らしてください」
と追加でお願いできます。
ChatGPTは、最初から完成品を作る道具というより、相談しながら文章を整えていく相手として使うと便利です。
使用するときの注意点
お客様の氏名、電話番号、住所、施術履歴などの個人情報は、安易に入力しないようにしましょう。
相談内容を入力するときは、
「40代女性のお客様」
「縮毛矯正を希望しているお客様」
など、個人を特定できない表現に置き換えると安心です。
また、ChatGPTには、会話内容の取り扱いを確認・変更できる「データコントロール」という設定があります。利用状況に合わせて、設定画面の「データコントロール」も確認しておきましょう。
まとめ
美容室では、ChatGPTを次のような仕事に活用できます。
- Instagram投稿文の作成
- LINE配信文の作成
- メニュー説明の作成
- キャンペーン企画
- よくある質問の整理
- 仕事の手順整理
- ブログ記事の下書き作成
ChatGPTにすべてを任せるのではなく、文章作成やアイデア出しの補助として使うことが大切です。
まずは、普段時間がかかっている文章を一つ選び、ChatGPTに下書きを作ってもらうところから始めてみてください。

